開院から45年、4000人以上の症例、表参道駅徒歩0分の大坪矯正歯科医院です。

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私の小さいころの咬み合わせは、
反対咬合(受け口)、八重歯、顎の曲がりと、
それはひどい状態でした。

あだ名は、「アゴリン」「下唇(したくちびる)べろんちょ」
「長さん」などで、
咬み合わせや口元に対して
非常にコンプレックスを感じていました。

小学校6年生から、
上下顎の小臼歯を4本抜歯して矯正治療を開始し4年半、
矯正治療が終了したのは
高校1年生の夏だったことを覚えています。
プラスチックブラケットも歯科用接着剤も、
超弾性型ワイヤーも当時はもちろんありません。
思春期の私は、「見てくれの問題」「歯ブラシの問題」
「歯の痛み」「装置の違和感」と戦いましたが、
矯正が終わった後は、
今日まで長期にわたって安定したかみ合わせを手に入れました。
辛かったけれど、いい咬み合わせやきれいな歯並びを得たことは、
なんともうまく表現できないほどの喜びや幸せを感じました。
この歯科矯正治療のすばらしさを
他の多くの人にも理解して欲しいと思い、
私は歯科矯正学の道を志しました(前理事長に感謝)。

東京医科歯科大学歯学部矯正学講座では、
三浦不二夫前教授、相馬邦道教授をはじめ、
講座の先生方に大変お世話になりながら、
16年間、臨床に教育に研究に従事いたしました。
臨床では、患者さんの気持ちを一番に考えながら
治療を進めることの重要性、
成人矯正治療における総合的な知識
(顎関節との関連、歯周病、補綴、移植、インプラントなど)
を含めた矯正治療を学びました。

また多くの臨床経験から、
矯正治療とは、患者さんと担当医が協力して
咬み合わせを作り上げるということ、
咬み合わせは年齢とともに常に動いているもので、
多角的に安定する咬み合わせを生体の中で考え、
達成させることを勉強しました。

研究面では、
東京医科歯科大学生体材料工学研究所金属材料部門において、
浜中教授、米山助教授の指導のもと、
Ti-Ni合金の矯正用ワイヤーへ応用するための研究を
14年間続けてきました。
患者さんにとっての、
「シンプルに」「効率よく」「痛みを少なく」など、
常に理想的な歯の移動について考えてきたことが、
現在の臨床に大いに役立っていると考えています。

多くの先生方のご指導のもと得た知識や経験を生かしながら、
今後も患者さんの気持ちを理解できる矯正医を
目指していきたいと考えております。
そして常に知識、技術の向上を図るため、
日本矯正歯科学会、その他矯正関連学会に出席、
発表して行く予定です。

(2003年6月起稿 2011年10月加筆修正)

column1.jpgこどもの頃のかみ合わせ

column2.jpg成人後(41歳)のかみ合わせ